煮卵侍の日記

理系大学生の興味あることを紹介していきます。

地震の仕組みを知って南海トラフ地震と首都直下型地震対策

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みなさんこんにちは煮卵侍です。

 

最近巷では5月11日に大地震が来るとか来ないとか噂が広まっています。

その噂を信じるか信じないかは別として、地震大国である日本で生活するうえで日常的に地震対策を行っていくことは重要です。

 

そこで今回は地震対策をするうえでもまずは「地震に対する基礎的なことを知ろう」ということをテーマにお話していきます。

この記事は不安を煽るような目的ではありません。

地震に対する知識を持って、これからの対策に活かせると良いです。

 

地震が起きる仕組み

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地震は「プレートによる地震」と「断層による地震」の二つに分けられます。

 

まずは「プレートによる地震」からいきます。

地球は複数のプレートと呼ばれる岩盤に覆われています。

 

下の図を見て下さい。

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この図は中学生の頃などになんとなくよく見たことがあるのではないでしょうか?

簡略的に陸側プレートと海側プレートを示しているのですが、図にある通り海側プレートが1年で数cmのスピードで陸側プレートを巻き込むように動いています。

 

想像しやすい例えでいうと二枚の下敷きを用意して図のように片方の下敷きを動かしていくといつかもう片方の下敷きが耐え切れずにはじけますよね?

それこそが地震です。

陸側プレートが耐え切れずはじけることで地面が揺れ、地震となります。

 

プレート地震は理解しやすいかなと思います。

 

続いて「断層による地震」にいきます。

これについては断層とは何かを理解すれば終わりです。

 

先ほど地球は複数のプレートで覆われていると言いましたが、プレートには強度の弱い部分があり、その部分がプレートの動きや火山活動などのさまざまな理由から崩れてずれが生じてしまうことがあります。

そのことを断層といいます。

 

ずれが生じる際に地震となって現れます。

地中に断層が埋まっていてもまたずれが生じる場合があり、これまでに動いてさらにこれからも動く可能性のある断層を特に「活断層」と呼びます。

 

南海トラフ地震と首都直下型地震はどのような地震

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まず南海トラフ地震フィリピン海プレート(海側)とユーラシアプレート(陸型)によるプレート地震です。

 

先ほど触れなかったがプレートの境界として海溝というものがあり、そこに向けて海側プレートが沈み込んでいます。

南海トラフ地震の名前にもある「トラフ」とはその海溝の仲間のようなものです。

厳密にいうと海溝よりも浅く幅広くなっていて、南海トラフは四国の下側にありますが、トラフというものは日本には他にも存在します。

南海トラフ地震の発生よって他のトラフや海溝のプレート地震も誘発される可能性もあるため危険です。

 

続いて首都直下型地震についてはプレート地震活断層による地震のどちらの可能性もあります。

活断層による地震の場合、震源が陸であるため揺れが激しいものになり被害が大きくなりそうです。

 

震源マグニチュードの違い

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震度とマグニチュードの違いは簡単に言うと「各地の状況か地震そのものの強さかの違い」です。

 

まず震度とは場所ごとの体感の地震の強さを10段階で表したものです。

そういった意味から自分たちに直接関係してくるのは「自分たちがいる場所の震度がどのくらいか?」になってきます。

 

続いてマグニチュードとは地震そのものの規模、すなわち震源の強さを表します。

マグニチュードは1増えるだけで約32倍の強さになります。

例えば東日本大震災マグニチュードは9でしたのでマグニチュード7の地震と比べると32×32=1024倍の強さと計算上考えられます。

 

なので、マグニチュード地震そのものがどれほどであるのかを知りたいときに有効な数値です。

 

首都直下型地震活断層により起こった場合、仮にマグニチュードがそこまで高くなかったとしても震源が地中で近いため震度は高くなる可能性は十分にあります。

 

ニュースを見るうえで何に注目すべきなのかを考える必要がありそうです。

 

緊急地震速報の仕組み

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緊急地震速報の音はびっくりで怖いですね笑

 

では、緊急地震速報どのようにして地震が来る前に地震を予測しているのでしょうか

 

答えの前に少し「P波とS波」についてのお話です。

地震にはP波と呼ばれる初期微動とS波と呼ばれる主要動という二つの異なる揺れが時間差で来ます。

 

本題に戻りまして、伝播速度がP波の方が速いので、その情報をキャッチし主要動が来る前に緊急地震速報として伝えられます。

 

そこで一つ考えられることとして、もし仮に首都直下型地震震源が陸の地中だとすると、緊急地震速報よりも先に主要動が来て緊急地震速報が間に合わない可能性があります。

そうなってくると初動の遅れにつながり非常に危険になってしまいます。

 

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今回は南海トラフ地震または首都直下型地震が来るのではと噂されている中、地震についての基礎的な知識について触れていきました。

具体的な対策については以下の記事にまとめているので是非こちらもチェックしてみて下さい。

 

yosssssh-baseball.hatenablog.com

 

 

実際地震が起きたときどのような行動を取り、どのような情報を選択するのか、地震について少しでも知っていればより良い行動につながるのかもしれません。

 

地震は起こらないのがベストですが、南海トラフ地震、首都直下型地震などは何年か以内に起こると言われています。

いつかは分かりませんがこれから訪れるであろう未来の為に日々準備していければ少しは安心なのではないでしょうか?

 

彼を知り己を知れば百戦危うからず

 

以上煮卵侍でした~