「9月入学」になったらどうなるの?
みなさんこんにちは煮卵侍です。
最近のニュースを見ているとたびたび「9月入学」が取り上げられています。
「9月入学」とは、その名の通り入学や新学期の時期を現状の4月から9月へと変更しようという改革のことです。
現在のコロナによって新学期が迎えられないということでこのまま9月からスタートに変更しようという流れになっています。
世界的に見ると新学期の時期は国によってバラバラなものの、9月が主流のようです。
そういったグローバル的観点から見ても9月に変更という案が浮上しました。
今回は9月に新学期の時期が変わることでどのような問題が出てくるのでしょうか?
私なりに5つ考えまとめてみます。
- 部活の日程が変わってしまう
- 受験生の勉強以外の負担が生じる
- 小中高と大学の新学期のタイミングがズレてしまう
- 社会全体が影響を受ける
- もしコロナがまた冬に流行したら1年のうちのほとんど学校に行けなくなる
- 最後に
部活の日程が変わってしまう
多くの運動部は冬はオフシーズン、夏が本番といった日程になっています。
例えば野球だと、プロ野球と同じように冬はケガしやすかったりなどの理由から試合すること自体出来ず、春や夏に甲子園などの本番を迎えます。
もし仮に9月入学になると卒業の時期は8月頃になってくるので、3年生にとっての最後の大会は春の甲子園となり、例年春の大会の予選は秋に行われるので秋に負けたチームは3年生になってから3か月くらいで引退ってことになってしまいます。
春と夏甲子園の時期を前倒しにすればいいかと思うかもしれませんが、学生の部活動である以上春休みや夏休みではないと実施することが難しいため、なかなか今の甲子園の日程を変えることは難しいかと思われます。
今回野球を例に取り上げましたが、多くの部活動の日程が9月入学に変わると厳しくなっていくのではないかと思います。
受験生の勉強以外の負担が生じる
大学入試改革が始まりセンター試験から大学共通試験へと変わり、受験生としてはそれだけでも大きな変化により「どのような試験になるのか?」など様々な不安などがあると思います。
それに加えて9月入学に変更となると「受験の日程はどうなるのか」という新たな疑問が浮かんでくると思います。
それにより先行きが見えず目標地点が分からないといった状況になり、受験勉強に集中しにくくなってしまうのではないのかなと思います。
9月入学になることで受験生にとってよりやりづらいものとなってしまうと思います。
小中高と大学の新学期のタイミングがズレてしまう
大学生はパソコンを持ってる人が多いなどの理由からオンライン授業への切り替えが小中高に比べ比較的スムーズで多くの大学が5月からオンライン授業という形で新学期がスタートします。
実際私の大学もこれから始まります。
大学は5月、小中高は9月からスタートとなるとズレが生じ、高校から大学進学へのタイミングが難しくなってしまいます。
現状でも秋入学を採用している大学があるとしても、4月入学の大学が一般的なのでこちらも日程などの改定を行う必要が出てきてしまいます。
社会全体が影響を受ける
学校の入学時期が9月に変わればもちろん就活にも影響が出てきます。
一般企業だけでなくプロアスリートも影響を受けます。
プロ野球だとシーズン真っ只中の9月に新人選手が入ってくるという状況になります。
学校の日程が変われば社会全体の日程も変えなければならず、相当大きな変化になります。
ただ、これについては慣れてしまえばそこまで大きな問題ではないので慣れるまでが大変であるというところですね。
もしコロナがまた冬に流行したら1年のうちのほとんど学校に行けなくなる
日々よく「コロナは夏になれば終わる」や「いやいや暑さは関係ない」などコロナの収束についていろいろな意見を目にしますが今回は「9月までにコロナが終わる」と仮定して話を進めます。
コロナが温度によって収束するのであれば冬になったら再流行ということもありえます。
冬に薬が出来ているなら良いのですが、出来ていなかった場合また学校に行けなくなります。
そうなると9月新学期→冬休校となり、1年のほとんどを学習出来ずに終わってしまいます。
そんなことになれば学費はどうなるのか、学校側も学費なければどうすればいいのか等いろいろな影響が出てきてしまいます。
9月から新学期スタートという方針に進めるよりも、以下にオンラインなど学校に通えなくても行える学習の仕方を考えていく方が先決かと思います。
最後に
いろいろ大変な状況ですが、「学習の改革」が何かしら必要になってきます。
その「学習の改革」がオンライン導入なのかあるいは今回取り上げた9月入学なのか、もっと他の対応策になるのか。
これからの選択で学習が大きく変わりそうです。
以上煮卵侍でした〜